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既存マンションにICTサービスを実証導入/長谷工G

 (株)長谷工コーポレーションは29日、(株)長谷工アネシス、(株)長谷工リフォーム、サウスオールシティ団地管理組合と共同で、既存分譲マンション「サウスオールシティ」(堺市西区、総戸数791戸)にICTサービスを実証導入したと発表した。

 ICTサービス導入ニーズや運用課題の検証が目的。長谷工リフォームが大規模修繕工事を実施するタイミングでICTサービスを導入することで、修繕工事情報の電子化や生活利便性向上を図っていく。既存分譲マンションへの導入は初。

 修繕工事の電子化については、従来紙で掲示・配布していた工事情報をデジタルで配信。また、生活利便性の向上の面では、顔認証システムや、共用施設の混雑度可視化システム、宅配ボックス着荷通知システムなどを導入した。顔認証については、住民だけでなく工事作業員用のゲートにも設置することで、セキュリティ向上にもつなげる。これらの情報は居住者専用アプリや共用部に設置したサイネージ、家庭内のテレビに配信することで、住民が気軽に最新情報を確認できるようにした。

 同物件はJR阪和線「鳳」駅徒歩8分に立地。敷地面積3万3,194.73平方メートル。3棟の住宅棟と1棟の共用施設棟で構成する。竣工は2009~10年。

 同社では、同実証の成果を踏まえ、暮らしの最適化に向けた取り組みを推進していく。


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