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芦花公園の外国人向け賃貸をリノベ/住林

「芦花公園留学生会館」外観(リノベーション前)
工事完了後の外観

 住友林業レジデンシャル(株)は29日、同社保有の外国人向け賃貸住宅「芦花公園留学生会館」(東京都杉並区、総戸数65戸)をリニューアルオープンした。

 京王電鉄京王線「芦花公園」駅・「八幡山」駅徒歩6分に位置。1990年3月竣工、敷地面積988.11平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。今後、中長期で滞在する外国人が増えると見込み、高品質な住まいを求める外国人ニーズに対応すべく、大規模リノベーションを実施した。

 全体的に「木」を強調したリノベが特徴。外構は樹木を植え替え、木調フェンスおよびファサードに木調ルーバーを設置。ラウンジの柱や壁は全面的に木調クロスを、床には木調フロアタイルを貼るなど、共用スペースは木質感を前面に押し出した。居室は現在の入居者が退去した後、順次、床と収納家具などを木調・木質化していく。

 広いコミュニティスペースには共用キッチン、ラウンジを備え、コインランドリー、共用ロッカー、木調自動販売機などを設置。遠隔管理のWeb防犯カメラ、オートロック、スマートロック、宅配便の置き配なども導入している。居室には家具・家電を備え、寝具を有料で提供するサービスなど、来日の際には少ない荷物で即入居が可能。

 同社所有物件だけでなく、外国人向けのサブリース物件(1棟・33戸)も同様にリノベーションを実施。3月末に竣工する予定。今後も2物件(計87戸)を順次リノベーションしていく。


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