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住林、豪州ブリスベンで賃貸住宅開発に参画

開発イメージ

 住友林業(株)は5日、100%子会社のSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.(以下、「SFAU」)が、豪州Cedar Pacificが開発する賃貸用集合住宅(BTR:Build to Rent、賃貸専用住宅)プロジェクトに参画したと発表。同社グループが豪州でBTR開発事業に参画するのは初となる。

 開発地は、豪州で3番目の経済規模であるクイーンズランド州ブリスベンに位置。雇用集積地のCBD(ビジネス中心地)まで約1.5kmのエリア。総開発面積5万7,484平方メートル内に、鉄筋コンクリート造地上31階建ての賃貸用集合住宅を建設する。同州政府が支援するアフォーダブル住宅促進プロジェクトの一つ。総戸数475戸のうち、政府からの補助金を受けることでマーケットと比較して手頃な価格で供給されるアフォーダブル住宅を250戸供給。ルーフトッププール、フィットネスジム、シアタールーム、コワーキングスペースなどの共用施設も設置する。

 豪州の環境認証Green Star 5Star取得、Net Carbon Neutralに基づくオペレーショナルカーボンネットゼロ達成を目指し、脱炭素にも貢献していく。

 着工は5月、竣工は2026年10月の予定。

 同社は今後、豪州を中心に木造・ESGに特化した不動産開発を展開していくことにより、脱炭素化への取り組みを加速していく考え。


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