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東京都下でも住宅地価の上昇率が拡大

 野村不動産ソリューションズ(株)は5日、2024年4月1日時点の首都圏「住宅地価INDEX」調査結果を発表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点数は169ヵ所。

 00年1月を100とした、24年4月1日時点の住宅地価INDEXは、首都圏が111.7(前回調査(24年1月)比+0.6%)。上昇率は縮小したものの、東京区部・都下は高い上昇率を維持している。上昇は、20年第4四半期から15期連続。

 エリア別では、東京都区部が147.5(同+1.0%)、東京都下が107.3(同+1.2%)、埼玉県が118.0(同+0.5%)と、20年第4四半期以降15期連続でプラスに。千葉県は92.2(同+0.4%)と、14期連続でプラスとなった。

 東京区部では、都心5区の千代田区・中央区・新宿区を中心とした価格上昇が続いている。東京都下では、東京都心に近いエリアで価格が上昇し、上昇率が拡大。一方、埼玉県・千葉県では上昇率が縮小し、神奈川県ではほとんどの地点で横ばいとなった。


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