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外壁メンテナンスにおいて「後悔している」が約95%に

 パナソニックホームズ(株)の「暮らし研究室」は9日、「戸建住宅購入・建築の重視点に関する意識調査」結果を発表。3月26~27日に、戸建住宅の購入・新築意向を持つ25歳以上の男女550名を調査した。

 戸建住宅取得経験者かつ外壁のメンテナンス経験者に対し、外壁のメンテナンスにおいて後悔をしたことがあるかを聞いたところ、「後悔している」が94.7%と大多数を占めた。
 後悔した理由については、「メンテナンス工事中の不便があることを知らなかった」(35.2%)、「施工業者探しに苦労した」(33.4%)、「費用がどのくらいかかるかを知らなかった」(31.4%)が上位を占めている。

 戸建住宅の購入・建築をする際に特に重視する項目についての設問では、トップが「建物の耐震性の高さ」(48.0%)。以下、「建物の断熱・気密性の高さ」(44.7%)、「プラン・間取りの良さ」(43.8%)と続いた。「メンテナンス(修繕・補修)の回数やコストが抑えられること」との回答は9位・30%で、項目選択での最下位となった。これを優先的に選ばない理由については、「重視はするが、他に優先する項目があったから」(48.1%)、「メンテナンスの回数やコストを抑えることはできないと思うから」(26.8%)、「メンテナンスをしなくても大きな問題はないと思うから」(23.4%)と続いた。

 外壁のメンテナンスに掛かる1回当たりの費用の認識では、75万円未満と回答した人が43.5%、100万円未満との回答が60.8%に及び、一般的な相場費用である100万~250万円より低額で済むと考えている人が多いということが分かった。


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