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自然災害の被害軽減へ、リフォームで協業

 (株)LIXILと三井住友海上火災保険(株)は10日、自然災害の被害軽減を目的とした協業を開始した。

 三井住友海上火災保険は、2023年4月から補償に加えて事故の未然防止や事故発生後の早期回復に資する「補償前後のソリューション」の提供を行なっている。今回の協業では、災害に対して住宅を強靭化するLIXILの「防災リフォーム」をソリューションにラインアップすることで、災害事故の未然防止・被害軽減を目指していく。

 一般的な屋根瓦の約86%を軽量化でき、丈夫で高い耐久性をもった「Tルーフシリーズ」や、強風に耐える強さを備えた折板カーポート「カーポートSW」等を防災リフォームのソリューションに追加。三井住友海上の全国にある保険代理店がLIXILに取り次ぎ、LIXILのグループ会社である(株)LIXILトータルサービスが防災リフォームを実施する。

 両社は今後、リフォームした物件について築年数ごとの状態や災害時の被害状況を把握・検証。防災や事故削減につながる商品・サービスを開発していく。また、防災分野に加えて脱炭素分野・ヒートショック防止における協業も24年度中に開始する予定。


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