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三井不、脱炭素特化のVCファンドへ新たな出資

 三井不動産(株)は11日、脱炭素に特化した国内外のベンチャーキャピタル(以下、「VC」)が組成する3ファンドへLP出資したと発表した。

 同社のベンチャー共創事業部(31VENTURES)では、2015年の設立以来、総額435億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを運用しており、24年3月までに約60社のスタートアップ(うち約3割が海外)へ出資を実行。また、グローバル規模でのスタートアップ発掘のため、欧米やイスラエル、アジアのVCが組成するファンドを中心に、40本超のLP出資を行なってきた。

 今回の出資は、脱炭素分野の戦略的LP出資の第2弾。出資を決定したファンドを組成するVCは、「Breakthrough Energy」(米国)、「Just Climate」(英国)、「ONE Innovators」(日本)。

 同社は、第1弾を含めた脱炭素分野への出資(計6本)を通じて、日米欧の脱炭素に関する技術革新の世界動向を網羅的に把握し、脱炭素関連のスタートアップの発掘と共創を目指す。


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