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中野駅直結ツインタワマンに反響1万件/三井不レジ

完成予想図。手前から「パークシティ中野 ザ タワー ブリーズ」「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」「中野 M-SQUARE」

 三井不動産レジデンシャル(株)と三井不動産(株)は23日、両社が開発を進めてきた分譲マンション「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」(東京都中野区、総戸数545戸(一般販売対象239戸))および「パークシティ中野 ザ タワー ブリーズ」(同、総戸数262戸(同162戸))のモデルルーム(レジデンシャルサロン)を報道陣に公開した。JR「中野」駅へペデストリアンデッキで接続予定のツインタワーマンション。駅近大規模再開発事業の利便性、駅周辺で11もの再開発事業が進行中の中野の将来性などが評価され、すでに物件エントリー数は1万件を超えている。

 同物件は、両社が参画組合員として参画する「囲町東地区第一種市街地再開発事業」で整備される広さ約2haの新街区に立地。JR中央本線他「中野」駅徒歩6~8分、現在整備中のJR「中野」駅へのペデストリアンデッキと西側南北自由通路の完成後は、駅直結徒歩4~5分となる。従前は戸建住宅などが密集していたエリアで、地権者100名超の権利調整等を15年がかりで進めてきた。両物件のほか、スーパーや飲食店が入るオフィス・商業棟「中野 M-SQUARE」が隣接して整備される。JR中野駅の北西側で、南面は中央線が面する。中央線に沿い東西軸が長く、駅側から「M-SQUARE」「エアーズ」「ブリーズ」と連なる。

 駅に近い「エアーズ」は、鉄骨造(制震構造)・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造中間免震構造地上24階地下2階建て、「ブリーズ」は鉄筋コンクリート造(基礎免震構造)一部鉄骨造地上20階地下1階建て。いずれも、ZEH-M Oriented仕様。デザインは、光井純アンドアソシエーツ建築設計事務所(株)。

 住戸は、105タイプ。1DK~4LDK、専有面積約30~125平方メートル。先行して販売となる「エアーズ」は、1DK21戸、1LDK1戸、2LDK46戸、3LDK154戸。23・24階部分のプレミアム住戸が17戸。「ブリーズ」もほぼ同じ構成で4LDKも用意される。共用部として、ライブラリーラウンジ、パーティルーム、フィットネスルーム、屋上テラス、ファミリーラウンジなどを用意する。竣工予定は2025年12月下旬。

 東京ガス(株)、パナソニック(株)と共同開発した熱交換換気システムを全住戸に採用。各階ゴミ置き場、天井高は2,650㎜、Low-eサッシ(南面住戸は二重サッシ)、食洗器、ディスポーザー、リビング・主寝室床暖房、フィオレストーン天板キッチンなどが標準。プレミアムフロアは、天井高が3,000㎜まで上がり、ハイサッシ、廊下・洗面所のタイル張りなど設備仕様がグレードアップする。

 23年9月にホームページを開設し、エントリー数は1万件を突破。24年4月上旬からエントリーしたユーザーに発表会動画を配信。アンケートに回答したユーザーを対象に、5月3日から事前案内会を開く。すでに350件のアンケート返信を受け付けており、5月下旬まで満席の状態。1期80戸は7月中旬販売開始予定。販売対象は「エアーズ」の2LDK・3LDKで、専有面積約54~125平方メートル(うちプレミアムプラン8戸)。販売予定価格は、1億2,000万円台~4億円台(1,000万円単位)。坪単価は700万~750万円。エントリーユーザーの中心は30~40歳代のファミリー、DINKS。中野区在住者は15%にとどまり、都内全域、地方、海外在住者など広域に集客している。「ブリーズ」の販売予定は未定。

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