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大東建託、女性管理職比率が過去最高に

 大東建託(株)は4月30日、4月1日時点における同社の女性管理職比率が過去最高の6.5%になったと発表した。

 同社は「ジェンダー平等」、「多様な人材の活躍」、「働き方改革」、「ワークライフバランス」を主軸にDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進。2021年10月~24年4月には「第一期女性育成プログラム」と称し、役員の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」、女性管理職の育成状況を定期的に報告する「女性活躍推進委員会」、昇進への不安を取り除く研修を行なう「女性教育プログラム」、男女の考え方の違いなどへの理解を浸透させる「上司向け研修」といった施策を実施し、女性管理職比率向上に努めてきた。同社の女性管理職比率は、19年3.8%、20年4.5%、21年4.9%、22年5.1%、23年5.6%。

 24年4月からは「第二期女性育成プログラム」として、第一期の内容に加えて新たに、同職種の女性管理職が昇格予定者のメンターとなる「育成対象者マンツーマンサポート」と、昇進後6ヵ月が経過した女性管理職に個別にヒアリングする「昇進後アフターフォロー」を行なう。これらの支援策により、27年の女性管理職比率8.0%を目指すとしている。

 国は、25年までの女性管理職比率19%、30年までの同30%を目標に設定しているが、22年度「雇用均等基本調査」によると企業の管理職に占める女性の割合は12.7%、建設業では8.7%にとどまっている。


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