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日鉄興和不、品川のブランド旗艦店を刷新

3LDKモデルを独立したサンプルルームに変更した上で、高価格帯物件の仕様に改修

 日鉄興和不動産(株)は26日、9月7日にグランドオープンする新築分譲マンション「LIVIO(リビオ)」のブランド旗艦店『LIVIO Life Design!SALON』をマスコミに公開した。

 同サロンは2023年3月のオープン以来、「LIVIO」のフラッグシップ店舗として運営してきた(過去のニュースを参照)。このほど顧客の声を基としたアイディアを実現させた「LIVIO IDEAS(リビオアイデアス)」を標準仕様に反映すること、同サロンにおいて一部の高額物件も販売していくこと、よりリアルをイメージできる体験を提供することを目的とした改修を実施した。

 社員が入居者を訪問してインタビューやアンケートを実施し、集めた顧客の声を商品企画へ反映する「LIVIO IDEAS」から、特に声の多かった収納や水回りを中心とするさまざまなアイディアを策定。電源を設置したスティック式掃除機収納スペースや可動式パイプを多用したクロゼットなど、全60種のアイディアを紹介し、サンプルルーム(モデルルーム)にも導入した。3LDKのサンプルルームでは高額価格帯物件に準じた改修を実施。接客スペースについても、ハイクラスな仕様に変更している。

 また、これまではLEDスクリーンを用いて間取りや家具の配置を実寸大で投影、2Dで再現する「リアルサイズスクリーン」を活用して販売活動を展開していたが、今回ゴーグルタイプのMRデバイスである「Apple Vidion Pro」を導入。家具や家電を配置した環境をリアルに体験できる環境を整備した。こちらは10月以降の案内開始を予定している。

 グランドオープン後は、「リビオ新横浜」(横浜市港北区、総戸数70戸)と「リビオレゾン亀有ステーションプレミア」(東京都葛飾区、総戸数42戸)を販売する計画。
 住宅事業本部販売統括部長の御領原雅士氏は「今後1都3県の物件を集約販売していくと共に、仕入れを強化している九州の物件など、遠方の物件の販売もしていく計画」と語った。

顧客から集めた声を企画に生かす「LIVIO IDEAS」を展示。標準仕様に反映させていく
Apple Vision Proを導入。実寸大の間取りを投影したスペースで、家具等を設置したMR体験を提供する(タブレットに表示されているのは、女性が見えている光景)


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