不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/3/9

日鉄興和不、品川に常設マンションサロン

「LIVIO Life Design SALON」
壁2面と床にLEDパネルを埋め込み、間取りを原寸大で投影する「リアルサイズスクリーン」
シアターでは、物件現地から最寄り駅までの行程を実際と同じスピードで確認できる

 日鉄興和不動産(株)は9日、10日にオープンする分譲マンションの常設販売拠点「LIVIO Life Design SALON」(東京都港区)を報道陣に公開した。

 JR「品川」駅港南口に位置する、同社保有の「品川インターシテ ィ」内に開設する。同社は2021年10月、台東区エリアのマンションの集約販売拠点として「LIVIO Life Design! SALON UENO」を開設しているが、同所を閉鎖し集約する。広さも423坪と上野の3倍弱へ拡大。1都3県、品川へ1時間圏内で販売する総戸数100戸以下のマンションの販売を手掛け、全国の販売物件の情報も提供する。接客スペースも25ブース用意する。

 また、リビオブランドの発信拠点としても位置付け、営業活動を行なわないコンシェルジュが、検討前から入居後までマンションライフをサポートしていく。マンション事業の自社シンクタンクである「リビオライフデザイン総研」も、主要な活動拠点としてワークショップや実証実験を展開する。

 マンションのオンラインストア「sumune」や三次元LEDパネル(リアルサイズスクリーン)といったデジタル技術を活用したサービスと、コンセプトルームや対面での相談といったリアルのサービスとを融合。「OMO(Online Merges with Office)を実現した新たな顧客体験を提供する」(同社常務取締役住宅事業本部長・猪狩甲隆氏)。

 シアターでは、ブランドのイメージムービーや各物件の紹介を行なう。物件紹介では、最寄り駅から物件までの行程を朝・夜2パターン、実際にかかる時間で確認できる。リアルサイズスクリーンでは、壁2面と床(6m×3.5m×2.5m)を使って間取りを実寸大で投影でき、家具の配置や眺望もシミュレーションできる。

 モデルルームは、1LDK(33平方メートル)の完全再現のほか、2LDKのリビングや水回り、寝室のサンプルルーム、3LDKのリビングや水回り、テラスのサンプルルームを用意し、同社のマンションにおける3つの設備仕様グレードを確認できる。このほか、カラーセレクトやオプションの展示、共用部設備の再現、リビオライフデザイン総研が考案した設備機器などを展示している。カフェコーナーはマンション購入検討者だけでなく、同社の物件入居者が自由に利用できる。

 オープン後は「リビオ北品川リバーサイドテラス」(東京都品川区、総戸数42戸)、「リビオレゾン参宮橋」(東京都渋谷区、総戸数54戸)、「リビオレゾン練馬中村橋千川通り」(東京都練馬区、総戸数44戸)、「リビオレゾン町屋」(東京都荒川区、総戸数42戸)の4物件を販売。その後、最大10物件を販売する予定。

モデルルームは1LDK以外は全室ではなく、部分再現。部分再現とすることで、模様替えやリフォーム検討者にも訴求する
モデルルームは床や壁、柱の一部をスケルトンとして内部構造を表現
リビオライフデザイン総研が考案した設備機器も展示

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