オープンハウスグループは16日、共働き子育て世帯が「憧れる駅」「住んでみたい路線」のランキング調査結果を発表した。首都圏1都3県に住む「5年以内に家を購入したい」とする共働きかつ子育て中の20~40歳代の男女700人を調査。同時に物件を検討する際の条件や、調査結果と実需からみた「穴場駅」も公開した。
憧れの駅は5つ選択してもらい、累計でランキングした。トップは「東京」(JR山手線他)の60ポイント。2位は「品川」(JR山手線他)57ポイント、3位「目黒」(JR山手線他)・「恵比寿」(JR山手線他)55ポイント、5位「渋谷」(JR山手線他)53ポイント、6位「新宿」(JR山手線他)50ポイント、7位「横浜」(JR東海道線他)49ポイント、8位「五反田」(JR山手線他)47ポイント、9位「大崎」(JR山手線他)39ポイント、10位「新橋」(JR山手線他)37ポイント。ベスト10のうち9駅が山手線最寄りで、都心居住が圧倒的人気となった。
都県別では、東京都は10位に「池袋」(JR山手線他)36ポイントでランクイン。神奈川県は3位に大型商業施設のある「鴨居」(JR横浜線)が、4位の「弁天橋」(JR鶴見線)23ポイント、9位の「川崎新町」(JR南部支線)16ポイントと、工業地帯の駅がランクイン。埼玉県は3位に「北朝霞・朝霞台」(JR武蔵野線・東武東上線)14ポイント、5位「新座」11ポイントがランクイン。千葉県は、5位の「千葉ニュータウン中央」(北総線)9ポイント、6位「印旛日本医大」(北総線)「印西牧の原」(北総線)7ポイントなど千葉ニュータウンの駅がランクインした。東京・神奈川と比べ、埼玉・千葉の駅は相対的に人気がなかった。
「住みたい路線」は、1位が「JR山手線」579ポイントで2位以下にダブルスコア以上の差をつけた。2位は「JR東海道本線」212ポイント、3位「JR中央線」172ポイント、4位「JR横浜線」166ポイント、5位「JR中央・総武線」143ポイント、6位「JR武蔵野線」138ポイント、7位「JR南武線」・「小田急小田原線」106ポイント、9位「JR鶴見線」91ポイント、10位「JR京浜東北線」76ポイント。JRが9路線と圧倒した。主要幹線を横につなぎ、都心へは乗り換えが必要な「バイパス路線」が3路線ランクインしている。
家の購入に当たり重視する条件では「自宅から駅まで徒歩15分以内」「土地の地形・形状」「商業新設の充実」などが上位を占めた。また金額の条件では、月々の支払金額が現在住んでいる家賃のプラス3万円なら許容できるとし、最寄り駅までの徒歩時間は「15分」、通勤時間は1時間未満、乗り換えは1回までが「許容点」となった。
また、調査結果と同社グループが直近1年間で販売した建売住宅を参考物件とした上で、住宅ローン金額が同条件の賃貸家賃を下回り、生活利便性や環境に優れるのに、駅ランキングが下位の「穴場」駅をピックアップした。東京では「国立」(駅ランキング70位)、「田無」(同188位)、「町田」(同24位)、「金町・京成金町」(同32位)。神奈川では「武蔵小杉」(同22位)、「辻堂」(同81位)。埼玉は「さいたま新都心」(同99位)、「武蔵浦和」(同70位)、「志木」(同188位)。千葉は「柏」(同154位)、「稲毛」(同188位)、「柏の葉キャンパス」(同487位)。
今回の調査結果について、(株)オープンハウス・ディベロップメント開発事業部事業推進部上席課長の斎藤 祥氏は「バイパス路線が再評価され、『メンパ(メンタルパフォーマンス)生活』を叶える駅徒歩15分圏内、通勤時間1時間、乗り換え1回、商業施設近接が重要視されている。職住近接を求め、都心志向とメンパを両立できる、物価高騰下で実利を取る合理的な戸建て回帰の傾向が出てきている」と分析した。