27日、三井不動産(株)が運営する複合ビル「日本橋室町三井タワー」(東京都中央区)を、赤間二郎防災担当相が訪れ、同ビル内の「危機管理センター」と「エネルギーセンター」を、同社担当者の案内で視察した。
同ビル8階に位置する「危機管理センター」は、同社が全国で管理するオフィスビル約300棟すべての災害対策・対応を統括する常設拠点。専用通信回線によるテレビ会議システムや衛星携帯電話など、一般回線電話に依存しない複数の非常時情報通信ネットワークを整備。各地の防災センター、ビルの被災状況などをモニタリングできる大型ディスプレーなどを備えているほか、通常数日以上かかる被災状況判定を10分程度で実施できる建物被災度判定システムも導入している。さらに、いつ発生するか分からない災害に備え、同社の社員2人が当直する体制をとっており、24時間365日体制で初期対応を行なえる体制を整えている。
また非常時にも電気や熱供給を行なえるように設けられた「エネルギーセンター」も見学。同ビルの地下3階に設けられた施設で、災害に強い中圧ガスラインを利用したガスコージェネレーションシステム(CGS)を導入している。プラントを見学しながら、系統電力が停止した場合も中圧ガスが停止しない限り発電・電力供給を継続できるといった説明を受けた。
赤間氏は到着後の挨拶で、「(レジリエンス向上にあたり)BCPは非常に重要な視点だと考えている。いろいろ教えてもらいたい」などと述べた。