不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

除湿熱交換型換気システムを発売/積水ハ

「SMART-ECS SARAWEL」の室外機

 積水ハウス(株)は、パナソニックHVAC&CC(株)と共同で開発した除湿熱交換型換気システム「SMART-ECS SARAWEL(スマート イクス サラウェル)(以下、サラウェル)」の販売を3日に開始。5日には、同社が運営する体験型ミュージアム「Tomorrow’s Life Museum関東」(茨城県古河市)でメディア向け体験会を開催した。

 同システムの概要については7月9日付のニュースを参照。猛暑日が増加する中で、熱中症の約38%が住まいで発生しているという実態を背景として、開発した。人が体感する「暑さ」を表す暑さ指数は、気温・湿度・輻射熱の3つの要素で構成されているが、その中でも湿度の影響が非常に強いというデータをもとに、「除湿」に着目した商品開発を行なった。

 サラウェルは従来の換気・空気清浄システム「SMART-ECS(スマートイクス)」の換気システムに、高除湿機能とベース空調を追加した上位モデル。本体はおよそ高さ160cm、幅120cm、奥行き60cm、重さ80kg。現状は同社が施工する新築の戸建て住宅のみに対応。一台で延床面積150平方メートルの室内に対応できる。本体価格は90万円。

 夏季は湿度の高い外気をサラウェル本体へ取り込み、一度冷却することで除湿し、換気システムを使用して室内へ循環させる仕組み。冬季は除湿の機能だけ停止させることが可能で、季節に合わせた快適な室内環境をつくることができる。除湿した水分は屋外に排水する。定格運転した場合の1日当たりの除湿力は約75Lで従来の除湿機を大幅に上回る性能を持つ。

 同社のシミュレーションによると、2階建ての延床面積138.02平方メートルのモデルプランで、エアコンのみを使用して室温を調整した場合と、サラウェルと併用してエアコンを使用した場合では暑さ指数の数値が大きく改善。除湿による防カビ・防ダニの効果や、室内干しの洗濯物が早く乾いたりと、その他にもポジティブな影響を与えている。

 体験会では、高温多湿の真夏(室温35度、湿度60%)を再現した部屋に数分滞在、その後エアコンを使って室温だけを28度に下げた部屋に移動して数分滞在しその変化を確認。一度真夏の部屋に戻ってから、最後にサラウェルを稼働させた室温28度・湿度30%(エアコン不使用)の部屋に移動。サラウェルの効果を体感した。参加者からは「サラウェル(が稼働している)の部屋に入った瞬間、それまでかいていた汗が一瞬で引いた」などの声が上がった。


最新刊のお知らせ

2026年9月号

対人関係、職場・生活環境を整えるには? ご購読はこちら