東京建物(株)と三井不動産(株)は8日、両社が事務局を務める東京駅前地区駐車対策協議会と(一社)東京駅前地区まちづくり推進協議会が、東京駅前・中央通りで歩行者の回遊性・滞在性の向上および道路空間における休憩・避暑機能の有効性の検証を行なうと発表した。
東京都中央区が作成した東京駅前地域のまちづくりガイドラインにおいて、中央通りが銀座・京橋・日本橋を結ぶにぎわいの「骨格軸」と位置付けられていることを踏まえたもの。周辺での再開発進展などによるさらなる来訪者の増加が見込まれる中で、歩行者中心の回遊環境の形成や沿道のにぎわい創出を目的として、「ひと歩き・ひと休みプロジェクト」と題した実証実験を行なう。期間は9月16日~10月9日。
22年に実施したベンチ設置の検証実験で今後のベンチ設置への高い賛同を得た結果や、地域住民の意見を踏まえながら、ベンチによる滞在・回遊向上の効果に加え、避暑機能等の付加機能やイベント連携によるにぎわい創出効果を検証。中央通り沿いの5ヵ所に休憩機能を備えた植栽一体型のベンチを設置。来街者が気軽に休憩・滞在できる環境をつくる。ベンチの利用状況や滞在時間、利用者評価等から有効性や、暑熱環境下における歩行者の快適性向上効果、人流変化などについて検証していく。なお、実験と同時期に開催される写真アートイベント「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」と連携して設置する什器の一部にアート作品を掲出する計画。
検証結果を受けて、利用者数や滞在時間といったデータを取得すると共に、維持管理上の課題等も把握。常設的な滞在空間の形成や歩行者天国延伸も含め、中央通りにおける将来的な道路空間利活用のあり方に関する基礎資料としていく。