不動産ニュース / 調査・統計データ

2007/12/17

東京主要5区、11月度大型ビル平均募集賃料ほぼ横ばい/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)は12日、2007年11月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況に限定した「速報版」を作成、発表した。

 それによると、11月の東京主要5区の大型ビルの平均募集賃料は、速報値で坪単価3万1,702円(前月比▲268円)と2ヵ月連続で下落、平均空室率は2.59%(同▲0.06ポイント)とやや改善した。
 年末に向けて移転の動きが鈍くなる時季的な要因を考慮すると、平均賃料は前月比で下げ幅が300円未満に留まっており、相場は下落ではなく、横ばいと見るのが適切だと分析している。

 エリア別に見ると、プライスリーダーであった千代田区、渋谷区などで募集賃料の上げ止まり傾向が見られ、一部で募集賃料を相場よりも低めに設定するビルも現れてきている。

 今後の短期的傾向予測としては、平均賃料は、当面は「横ばい」か「漸減」傾向が続くとみているが、米サブプライムローンや原油価格高騰の問題の余波を受けて、中長期的にはオフィス市況にも無視できない影響を及ぼすと予測している。

 なお、主要5区の詳細分析を含む、主要5区以外の東京・神奈川エリアおよび名古屋・大阪・福岡の主要エリアのオフィス市況については、12月末に発表予定。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。