住友林業（株）は4日、7月下旬より高級分譲住宅「フォレストガーデン横浜山手レジデンス」を、10月上旬より「フォレストガーデン杉並松庵レジデンス」の販売を開始すると発表した。なお、同社が首都圏で高級分譲住宅を手がけるのは初。
「フォレストガーデン横浜山手レジデンス」（横浜市中区山手町、総戸数12戸）は、JR根岸線「石川町」駅徒歩9分の、山手公園、イタリア山庭園などが周辺に位置する山手の邸宅地に位置。
西洋のまちづくり思想が受け継がれた山手町にふさわしいよう、道路計画には居住者以外の車が入りにくい「クルドサック」を採用、クルドサックの中央には、シンボルツリーを配する。また、敷地内の電線は地下に埋設することで、電線のないすっきりとしたまちなみを実現する。
また、建物外観には、西洋の伝統的な建物に用いられるコーナーストーンを配したデザインや飾柱、鎧戸などを採用。外構には自然石の門柱とヨーロピアンデザインの門灯を儲け、門扉にはロートアイアン風の意匠を施す。
間取りは3～4LDK。リビング・ダイニングの天井高を2.6ｍとしたほか、ビルトインエアコンやドイツ製システムキッチン、多機能のホームセキュリティーシステムを採用する。
「フォレストガーデン杉並松庵レジデンス」（東京都杉並区松庵、総戸数10戸）は、京王井の頭線「三鷹台」駅徒歩10分の井の頭公園ほど近くに位置。
分譲地内の開発道路を5ｍとしたほか、インターロッキングを2色でコーディネート、L型側溝を玉石仕上げとする予定。
「和」の印象を演出するため、イブシタイルを採用、門柱や花台には自然石を用いることで、高級感と落ち着いたまちなみの形成をめざす。
また、建物には、屋根材に三州陶器平瓦を、外壁には土壁調セラミックタイルなど素材感のある仕上げにするほか、アクセントタイルやモザイクタイル、縦格子を多用することで「和」でありながらモダンさを表現。
玄関やキッチン、浴室、洗面台、シューズボックスなどの室内には御影石を使用し、高級感と質感を提案する。
なお、10戸に対し、14台の車庫スペースを確保する予定。
同社は周辺環境との調和を考えたまちづくりを推進すべく、2005年12月に戸建分譲事業を推進する専門組織である「まちづくり事業部」を設置。これまで手がけてきた一次取得者向け郊外型分譲住宅に加え、同事業部による注文住宅とは違うニーズを持つ富裕層に応えられる都市部の分譲物件開発を推進していく方針。
なお、物件概要は以下のとおり。
■フォレストガーデン横浜山手レジデンス（第1期）
所在地：神奈川県横浜市中区山手町3-3他
販売予定総区画数：12区画
販売棟数：2棟
敷地面積：134.01、168.43平方メートル
延床面積：105.55、124.07平方メートル
販売予定価格：1億5,000万円台より
竣工：2008年7月上旬予定
建物構造：木造2階建て・ツーバイフォー工法
■フォレストガーデン杉並松庵レジデンス（第1期）
所在地：東京都杉並区松庵2-167-1他
販売予定戸数：10区画
販売棟数：5棟
敷地面積：100.02～137.21平方メートル
延床面積：96.88～146.11平方メートル
販売予定価格：1億1,000万円台より
竣工：2008年11月上旬予定
建物構造：木造2階建て・ツーバイフォー工法
