不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/7/24

関西圏住宅地・既存マンション価格、ともに横ばい傾向に/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は23日、関西圏(2府4県)の住宅地・既存マンションの価格動向を四半期ごとに定点調査する「第3回リハウス・プライスリサーチ」(2009年7月1日時点)を発表した。

 09年4~6月の四半期変動率は、住宅地価格が、全162調査地点平均で▲0.5%(前回調査▲2.3%)、既存マンション価格は、全171調査地点平均で▲0.3%(同▲0.9%)。住宅地・既存マンションともに、価格下落幅は3期連続の縮小、ほぼ横ばい傾向となった。
 なお、08年7月~09年6月の年間変動率は住宅地で▲9.1%。大阪市内、京都、神戸・阪神エリアにおいて下落幅が縮小した。また、既存マンションは▲4.9%で、大阪市内の下落率が大きく縮小した。

 地域別の価格変動率をみると、住宅地は、大阪市内1.2%増(同▲2.9%)、北摂▲2.4%(同▲1.3%)、大阪東南部▲1.2%(同 ▲1.9%)、京都2.6%増(同▲4.0%)、神戸・阪神▲0.9%(同▲2.1%)と、北摂を除くエリアで下落幅が縮小した。
 既存マンションは、大阪市内2.9%増(同▲2.0)、北摂▲1.5%(同▲1.1%)、大阪東南部▲1.8%(同▲0.2%)、京都▲1.7%(同0.1%増)、神戸・阪神0.6%増(同▲1.3%)。大阪市内、神戸・阪神ではプラスに転じた。

 同社は、「四半期変動率では、住宅地、既存マンションともに前回の下落傾向から横ばい傾向に転じる結果となった。エリア別では、価格は上昇傾向に転じたエリアがみられる一方、下落しているエリアもあり、全体としては、今後しばらく横ばい傾向を維持していくものと予測される」としている。

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