三井不動産販売(株)は21日、首都圏(1都3県)の住宅地・既存マンション価格動向を四半期ごとに定点調査する「リハウス・プライスリサーチ」(2010年1月1日時点)を発表した。
09年10~12月の四半期変動率は、住宅地価格が全216調査地点平均で▲0.3%(前回調査▲0.7%) 、既存マンション価格は全307調査地点平均で0.5%増(同0.5%増)と、3期連続の横ばい傾向に。
また、09年1~12月の年間変動率は、住宅地が▲4.5%、既存マンションは▲1.2%となった。
地域別の3ヵ月価格変動をみると、住宅地は東京23区▲0.3%(同0.8%増)、東京市部0.8%増(同▲0.5%)、千葉県▲0.1%(同▲1.4%)、埼玉県▲1.3%(同:▲2.6%)、横浜市・川崎市▲0.2%(同▲0.3%)、神奈川県・その他の市▲1.1%(同▲1.1%)で、東京市部を除く全域で下落となった。
一方、既存マンションは、東京23区0.2%増(同1.4%増)、東京市部0.6%増(同▲0.7%)、千葉県0.4%増(同0.0%)、埼玉県0.8%増(同0.6%増)、横浜市・川崎市1.0%増(同0.5%増)、神奈川県その他の市0.5%増(同▲0.3%)と、東京23区では上昇幅が縮小したが、千葉県、埼玉県、横浜市・川崎市では上昇幅が拡大した。
同社は、「住宅地・既存マンションともエリアによってばらつきはあるものの、今後しばらくは横ばい傾向で推移するものと予測される」としている。