東急不動産(株)は9日、第9回「TOREIT」四半期報告を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。
当期(2009年10~12月期)のJRETの資産規模は物件数1,768件(前期1,743件)、資産総額は取得金額ベースで7兆5,725億円(同7兆5,222億円)。取得物件は30件・815億円(前期0件・0円)、売却物件は5件・218億円(同3件・91億円)となり、2期連続の縮小傾向に歯止めがかかる形となった。
運用時NOI利回りは5.8%(同5.8%)となり、前期まで4期連続で上昇していたが、今期は横ばいで推移した。
鑑定キャップレート(CP)は半年で平均17.2bp(ベーシスポイント)上昇し、平均5.58%となった。また、鑑定評価額ベースでの資産規模は2.7%減少した。