不動産ニュース / 調査・統計データ

2010/3/3

世界の不動産市場、緩やかに回復/CBRE

 シービー・リチャードエリス(株)はこのたび、世界の不動産市場に関するレポート「グローバルマーケットビュー(2009年第4四半期)」を発表した。
 
 不動産投資市場については、アメリカにおいてコア型資産の価格が09年下期に底を打ったが、バリューアッド(付加価値)型資産についてはいまだ下落基調であるとした。
 アジアでは、投資売買高が2009年第1四半期に底打ちした後、エクイティ市場の回復などにより投資家の信頼が回復。当期の投資売買高は159億2,900ドル(前期:93億9,900万ドル)となった。そのうち、優良なオフィスビルの取引額が100億ドルを超え、取引量全体の41%を占めた。

 賃貸不動産市場については、アメリカにおいてオフィス、インダストリアル、リテール、賃貸住宅などいずれの空室率も長期平均空室率を上回り、オフィス以外は過去のピークを上回った。また、欧州では賃貸契約数が前年比で約30%減少した。

 同社では、「世界のどの地域においても、投資市場が賃貸市場よりも早く回復している。プライムやコア型物件の利回りは低下し、賃貸市場についてはポジティブな兆しが現れていないが、世界の事業用不動産市場は全般的に緩やかに改善しつつある」としている。

 なお、詳細については同社ホームページを参照のこと。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。