不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2011/8/15

新商品の発売等で利益が大幅に改善/エス・バイ・エル12年3月期第1四半期決算

 エス・バイ・エル(株)は12日、2012年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(11年4月1日~6月30日)の連結売上高は80億8,100万円(前年同期比23.2%増)、営業損失は2億1,200万円(前年同期:営業損失10億8,600万円)、経常損失は2億8,000万円(同:営業損失11億7,600万円)に。また、固有資産の一部(賃貸用不動産)について、収益性を踏まえた保有の目的および運用の持続性等を総合的に検討。保有方針を見直した結果、「固定資産の減損に係る会計基準」にもとづく特別損失を計上。減損損失として2億2,400万円を計上した結果、当期純損失は5億3,000万円(同:当期純損失16億4,100万円)となった。

 応急仮設住宅の建設や特別復興支援住宅の発売、住宅メーカー間の節電に取り組むとともに、創業60周年記念モデル第1弾として、機能だけでなく感性に響くゆとりデザインを提案する住宅「集い」を発売。また、自然エネルギーを活用する「太陽の光&熱のX(バイ) ソーラーシステム」や「独立系直流(蓄電)LED照明システム」などの技術開発に取り組んだ。
 
 セグメント別では、主力の住宅事業において、「集い」の投入のほか、ブランド価値向上の取組みを強化し、売上高69億1,800万円(前年同期比31.9%増)、営業利益2,200万円(前年同期:営業損失8億2,500万円)となった。
 また、リフォーム事業では、メンテナンス部門との連携強化やオーナーへの増改築を中心とした大型リフォームの取組みを強化したが、受注の上乗せに十分にはで寄与できず、売上高10億4,700万円、(同前年同期比:▲11.5%)、営業損失1,800万円(前年同期:営業利益2,500万円)となった。

 さらに、12年3月期第2四半期の連結業績予想を修正。東日本大震災による住宅事業での工期の遅れが当初予定より軽微であったことから上方修正したもので、売上高210億円(前回発表比5.0%増)、営業利益8億円(同300%増)、経常利益6億円(同500%増)、当期純利益2億円(同900%増)とした。

 なお、通期の連結業績予想については当初予想を据え置き、売上高410億円、営業利益11億円、経常利益9億円、当期純利益6億円とした。

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