不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/6/3

世界のリテール賃料、香港が首位に/CBRE

 シービーアールイー(株)(CBRE)はこのほど、世界のリテール市場におけるプライム立地店舗の賃料上位10都市の調査を実施した。
 
 2013年第1四半期の香港の1平方フィート当たりの賃料は、米ドル建て年額ベースで4,328ドルとなり、首位となった。
 これはニューヨーク(同2,970ドル)の1.5倍、ロンドン(同1,053ドル)、パリ(同1,050ドル)の約4倍強という水準。
 「テナント需要が安定しており、香港に進出もしくは拠点拡張を計画中の小売業者からの引き合いが依然として強い」ことが要因としている。
 なお、2位はニューヨーク(2,970ドル)、3位はロンドン(1,053ドル)で、東京は6位(895ドル)であった。

 同期中は香港、ニューヨーク、ロンドン、パリといった上位都市で賃料上昇はなかったものの、上位にランキングした各都市では、最高立地のプライム物件を選考する国際的小売業者の長期的な拡大戦略が背景にあるため、賃料には回復力がみられる、と分析している。

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