不動産ニュース / その他

2013/9/30

大阪で歴史的建築物の外壁を再利用した新築マンション竣工/オリックス不動産

曳家工法により、外壁をそのまま再利用した
曳家工法により、外壁をそのまま再利用した

 オリックス不動産(株)は27日、歴史的建築物である旧大阪農工銀行ビルの外壁の一部を原型のまま再利用した新築マンション「グランサンクタス淀屋橋」(大阪市中央区、総戸数60戸)が竣工したと発表した。

 今回外壁部分の再利用を図った同ビルは、1918年竣工。大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅より徒歩3分に位置。

 外壁には正面部分にイスラム建築に見られる唐草文様やアラベスク文様が施されており、この一部を新築マンションの外壁として再利用。曳家工法により原型のまま敷地内のマンション建設地点まで2~4m移動させた。

 鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て。保存外壁の高さを利用し、約4.4mの天井高を有するロフト付き2階住戸や、旧建物で使われた木材を一部移築したエントランスロビー等が特徴。大阪市防災力強化マンションにも認定されている。

 専有面積は56.09~78.83平方メートル。間取りは1LDK+N+ロフト~2LDK+N+ロフト。
 購入者については、大阪市在住者が53%と最多に。家族構成はシングル層40%、2人家族が53%。年齢層は40代が37%と最も大きな割合を占めた。

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