旭化成ホームズ(株)は、インテリアアイテムにもなる卓上水耕栽培キット「VEGEUNI(ベジユニ)」を開発、21日より発売すると発表した。
同社では、2011年に「住・くらしプロジェクト」を発足し、同年12月に、実証棟「HH2015」を旭化成ホームズ住宅総合技術研究所内に建設。「外構ゾーン」「在宅医療ゾーン」「緑育ゾーン」を設け、それぞれ技術開発などを進めているが、「今回の商品は緑育ゾーンでの研究成果であり、取り組み全体での商品化第1弾」(新規事業推進本部長・青方 均氏)となる。
「VEGEUNI」は、土を使わずにハーブや葉野菜を手軽に育てることができる商品。種まきをした後は、週に1回培養液入りの水を交換するだけで、約40日後には収穫できるほどに成長するという。
商品デザインについては、デザインコンペを実施し、約160名の応募の中から選んだインテリア性の高いデザインを採用。大きさは幅336mm×奥行150mm×高さ336mm、重量は1.6kg(溶液量と合わせて3.1kg)とし、棚やテーブルの上に設置するのにも良い大きさとすることで、水耕栽培を通して家族間でコミュニケーションが創出されるように工夫した。
価格は2万円(税込み)。「VEGEUNI」直販サイトのほか、ヘーベルハウスのオーナーサイト「HEBELIAN NET.」や「amazon」でも販売する。
13年度末までに1万台を販売する計画。