不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/11/21

東京主要部の期待利回りは引き続き低下傾向/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は21日、不動産投資に関するアンケート結果を発表した。期待利回り水準などの最新動向を把握するため、四半期ごとに実施しているもの。不動産投資家242人を対象に実施し、146人から回答を得た。

 東京主要部の「オフィス」「賃貸マンション」「商業」「ホテル」各セクターの期待利回り(NOIベース)は前回調査に比べて小幅ながら引き続き低下した。前期横ばいだった「オフィス(大手町)」は平均値4.20%(前期調査比15bps低下)と、08年7月調査以来の最低水準となった。前期に調査開始以来最低水準となった倉庫(マルチテナント・首都圏湾岸部)は、5.65%と横ばいに推移した。

 東京のAクラスオフィスビルの「売買取引量」「売買取引価格」「NOI」「期待利回り」「金融機関の貸出態度」「投融資取組スタンス」の各項目(DIとして集計)では、「最近(回答時点)」の状況について、「売買取引価格」「NOI」「金融機関の貸出態度」「投資取組スタンス」の4項目が前回調査よりも上昇、調査開始以来の最高水準となった。

 同社は「東京のオフィスマーケットは、賃料の先高観が一因となって空室率が低下傾向にある。マーケットに先んじてAクラスビルの賃料上昇への期待感がマーケットを好感する背景になっている」と分析する。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。