三菱地所(株)は11日、東京・千駄ヶ谷のオフィス開発プロジェクトを着工、施設名称を「フロントプレイス南新宿」に決定した。
同物件は、同社が出資する千駄ヶ谷五丁目特定目的会社が開発する、事務所・店舗・駐車場で構成する複合ビル。敷地面積約922平方メートル、延床面積5,918平方メートル。鉄骨造・鉄筋コンクリート造地上8階地下1階。
外観は「窓」をコンセプトに、シンプルながらインパクトのあるグリッドパターンを採用。基準階フロアは約170坪、天井高2.8mの開放的な空間構成として、自由度も高くレイアウト効率にも優れる仕様を提案している。フロア単位のセキュリティや、建築基準法の1.25倍の耐震性を確保するなど、安心・安全に配慮した。
また、自然換気設備やLow-eペアガラス、LED照明の採用など省エネ設備を充実。日本政策投資銀行のDBJグリーンビルディング認証制度において「ゴールド」格付けを取得した。
竣工は2015年冬を予定している。