旭化成不動産レジデンス(株)は11日、自社分譲マンション「アトラス」シリーズ用のオリジナル設備「ぎゅっとキッチン」を開発した。
旭化成ホームズ(株)の共働き家族研究所およびタカラスタンダード(株)と共同開発したもの。共働き世帯をターゲットに、都心や都市部のマンションに多い2LDKの魅力アップを目的に、コンパクトさと使いやすさを両立したL型キッチン。同社のマンション入居者に対する訪問調査で、コンパクトな2LDKの生活実態を調査、商品に反映した。
キッチンカウンター上の吊戸棚を視線の高さまで下げ、奥行き・高さを調整して普段使いの食器棚機能を持たせた。収納機能を高めて、大型の食器棚を配置するスペースを省いた。同商品を採用することで、手狭に感じがちな12畳程度のLDKでもダイニングセットとソファーを置くスペースを確保できる。
2013年9月から販売中の「アトラスタワー府中」(東京都府中市、総戸数72戸)では購入者の9割が同商品を採用するなど、好評を得ているという。