不動産ニュース / 開発・分譲

2014/5/14

東大にユビキタスの研究棟を寄贈/大和ハウス工業

テープカットのようす。左から東京大学大学院情報学環・坂村教授、大和ハウス工業・樋口会長、同大学大学院情報学環・須藤学環長、同大学大学院工学系研究科・隈教授
テープカットのようす。左から東京大学大学院情報学環・坂村教授、大和ハウス工業・樋口会長、同大学大学院情報学環・須藤学環長、同大学大学院工学系研究科・隈教授

 大和ハウス工業(株)は14日、国立大学法人東京大学に寄贈した教育研究棟「ダイワユビキタス学術研究館」の内覧会を開催した。

 同社の創業者である故石橋信夫氏の遺志を引き継ぎ、次代を担う人材の育成および学術研究の発展を目的に寄贈したもの。同大学院情報学環・坂村 健教授が総合監修し、同大学大学院工学系研究科の隈 研吾教授が設計を担当。ユビキタス分野の教育・研究拠点としていく。

 建物は鉄骨造地上3階地下2階建て。建築面積は約679平方メートル、延床面積は約2,709平方メートル。実物大の虚像展示を可能とする空間物アーカイブプレゼンテーションルーム「ユビキタス空間物アーカイブギャラリー」のほか、イベント等を開催できる125席のホール「ダイワハウス石橋信夫記念ホール」等を設けた。

 また、ICT技術を活用し、温度・湿度等を自動検知する「環境モニタリングシステム」や居場所を自動認識する「ユビキタス場所情報インフラ」を導入した。 

 同日開催した記者会見において、同社代表取締役会長の樋口武男氏は、「世界で羽ばたく技術と若い世代の育成に役立ててほしい」と話した。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。