ジョーンズ ラング ラサール(株)(JLL)は15日、2014年の世界の不動産投資額に関する分析レポートを発表した。
通年の世界の商業用不動産投資額は7,000億ドル(前年比18%増)と、5年連続の増加。リーマンショック前のピーク(07年)の取引額7,580億ドルの9割の水準に達した。
日本は前年比7%増の438億ドル(円建てで18%増の4兆6,900億円)。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は2,670億円(前年比21%増)と、アメリカに続き高い水準に。北欧諸国は41%増、中東欧は51%増、ベネルクスは61%増、南欧は70%増となり、近隣諸国でも大幅な成長がみられた。アジア太平洋地域は1,280億ドル(同1%増)。
なお、15年の世界の商業用不動産投資額の見通しは、7,300億~7,500億ドルと予測している。