不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/3/4

14年の戸建住宅の傾向は、「家事動線短く」と「収納を確保」/アキュラホーム調査

 (株)アキュラホームは3日、「2014年住宅傾向」の調査結果について発表した。

 同調査は、同社が全国で手掛けた住宅のうち、09年と14年の各100棟(計200棟)の住宅の間取りを比較し、その変化について調べたもの。

 主婦が家事をする際、1日で一番往復することが多いといわれる、「キッチン←→洗面」の距離を調査したところ、09年は平均5.72mだったが、14年には4.47mと1.25m短くなった。主婦は一日平均4.84km、1年間で約1,767km歩いていると算出した場合、家事動線が短くなったことにより最大約73km短くなっていることがわかった。

 シューズクロークを導入する住宅数は09年が全体の35%だったところ、14年には59%と、24%上昇。靴をはじめベビーカー、アウトドア用品等の収納を使用場所近くに設置することにより、片づけを効率的に済ませる様子が伺える結果に。

 「リビングに階段」を設置している住宅は09年49%が、14年には55%に。その理由として“家族のコミュニケーションをとりやすくするため”という回答が多かった。また、「対面キッチン」の導入率も09年88%が14年には93%と伸長しており、コミュニケーションを重視する家庭が増加していることがわかった。

 同社では14年について、家事動線を短くすることで居住スペースを広く取り、また、シューズクローク等の収納はしっかりと設ける工夫がされているとした。
 また、こうした傾向がみられる理由として、「忙しい主婦が増えている」、「家族とのコミュニケーションを重視している」ことが背景にあると分析している。

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