国土交通省は10日、2015年5月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
同月の建設工事受注高は5兆7,382億円(前年同月比1.1%増)で、8ヵ月連続で増加した。うち元請受注高は3兆7,317億円 (同2.8%減)で2ヵ月連続の減少。下請受注高は、2兆65億円(同9.5%増)と、2ヵ月連続の増加となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注高は8,283億円(同27.9%減)と4ヵ月連続の減少。民間などからの受注高は2兆9,035億円(同7.8%増)と8ヵ月連続の増加となった。
公共機関からの受注工事額(1件500万円以上の工事)は7,278億円(同28.7%減)。うち、「国の機関」からは2,448億円で(同23.4%減)、「地方の機関」からは4,830億円(同31.1%減)となった。
民間等からの受注工事のうち、建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)の受注工事額は5,177億円(同12.9%増)。また、土木工事および機械装置等工事(1件500万円以上の工事)の受注工事額は4,649億円(同19.0%増)となった。