不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/4/20

熊本地震によるオフィスビル被害、使用不能なビルはなし/三鬼商事調査

 三鬼商事は19日、平成28年熊本地震におけるオフィスビルの被害状況についての調査結果を公表した。

 熊本市内にある延床面積100坪以上の主要貸事務所51棟のうち、中心部にある45棟のビルを調査。その被害状況を4タイプに分類した。その結果、「無傷」だったビルは12棟、「外見上ダメージがあるが短期間の復旧で使用出来そうなビル」が32棟、「外見上強いダメージがあり復旧に時間がかかりそうなビル」が1棟、「倒壊やフロア崩壊、ビルの傾斜などにより使用不能に見えたビル」はなかった。

 ただし、今回の調査はビルオーナーと連絡が取れなかったことから外観から被害状況を把握しており、「外見上使用可能なビルでも設備関係の復旧が必要な可能性がある」としている。その一方、タイルの剥がれや外壁のクラックなどは多くみられたものの、ビル倒壊、フロア崩壊、傾斜などの大きなダメージを受けたビルは見受けられなかった、としている。

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お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。