不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/12/5

投資用不動産価格、全物件種別で下落/ファーストロジック調査

 (株)ファーストロジックは5日、2016年11月期の投資用不動産の市場動向を発表した。同社が運営する不動産投資サイト「楽待」に、11月1~30日の期間、新規掲載された物件と問い合わせのあった物件を調査したもの。

 投資用1棟アパートは、表面利回りが新規掲載物件は9.58%(前月比0.2ポイント上昇)、問い合わせ物件は11.13%(同0.07ポイント上昇)といずれも上昇。物件価格は、新規掲載価格が6,030万円(同761万円減)、問い合わせ物件が6,067万円(同18万円増)となった。

 投資用1棟マンションは、表面利回りが新規掲載物件は7.61%(同0.18ポイント上昇)、問い合わせ物件は9.3%(同0.03ポイント下落)。物件価格は、新規掲載物件が2億995万円(同2,872万円減)、問い合わせ物件が1億7,334万円(同742万円減)だった。

 投資用区分マンションは、表面利回りが新規掲載物件は8.03%(同0.36ポイント下落)、問い合わせ物件は10.15%(同0.27ポイント下落)といずれも下落。物件価格は、新規掲載物件が1,447万円(同25万円減)、問い合わせ物件が1,242万円(同137万円増)に。

 投資用不動産の全物件で価格が下落し、1棟アパート・マンション価格は前月比10%以上の下落となった。同社は、「投資用不動産価格の上昇トレンドはピークを過ぎ、下落トレンドに転じたことがうかがえる」としている。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。