不動産ニュース / その他

2016/12/20

千葉・行徳で、築25年の企業寮をシェア型賃貸に再生/リビタ

シェア型賃貸住宅「シェアプレイス行徳」外観
シェア型賃貸住宅「シェアプレイス行徳」外観
玄関に隣接したラウンジ。入居者以外の人も招待できるパブリックスペース
玄関に隣接したラウンジ。入居者以外の人も招待できるパブリックスペース
リビングはゆったりとした落ち着いた雰囲気を演出している
リビングはゆったりとした落ち着いた雰囲気を演出している

 (株)リビタは19日、築25年の企業寮をリノベーションしたシェア型賃貸住宅「シェアプレイス行徳」(千葉県市川市、総戸数54室)を、報道陣に公開した。

 延床面積1,403.64平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建て。東京メトロ東西線「行徳」駅徒歩8分に立地する。ALSOK東京(株)が保有する1991年築の単身者寮をリビタが15年間一括で借り上げてリノベーション、サブリースする方式で運営していく。

 もともと共同住宅として建築されていたため、一つのユニットに3~4部屋の個室があるユニットタイプのプランを生かした。建物自体はほとんど手を入れず、共用部を整理。壁からの漏水やエントランスの浸水などを修繕した。各ユニットには、個室の他、共同の洗面、トイレ、収納が整備されている。特に収納量を多くしているのが特徴で、これまでのシェアプレイスシリーズ(17棟、1,134戸)の中でも最も多くしたという。
 また、一部のユニットにはシャワーもあるが、メインは4階に集約。風呂は利用する人、しない人で不公平感が出ないように、利用ごとに100円支払うと15分間湯が出る仕組みで、ランニングコストを削減している。

 1階には、キッチン、ラウンジ、リビングの3つの共用部を設けて、つながりのある空間を演出。入居者がその時々の気分に合わせて、自分がいたい場所や適度な距離感を保てるように工夫したという。
 入口のすぐ横にあるラウンジは、友人などを招待することが可能。映画鑑賞やサッカー観戦などができるパブリックな空間としての利用を想定している。奥にあるリビングは、入居者だけの空間として、インテリアも落ち着いた雰囲気のものを設置して、ゆったりとくつろげるスペースとした。
 防犯は、玄関と各部屋のドアに電子錠を設置、2重ロックとしている他、防犯カメラを3台置いている。

 間取りはワンルーム。専有面積は9.72~11.79平方メートル。家賃は4万4,000~5万2,000円(共益費別途1万5,000円)で、周辺の新築物件の家賃と同じくらいの設定。11月から入居者募集を開始しており、20歳代前半~40歳代の女性で、東西線沿線、大手町勤務の人からの反響が多いという。

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