不動産ニュース

2017/2/8

建設事業および不動産管理事業が堅調に推移、営利12%増/スターツ17年3月期第3四半期決算

 スターツコーポレーション(株)は8日、2017年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(16年4月1日~12月31日)は、連結売上高1,363億2,300万円(前年同期比14.3%増)、営業利益153億7,600万円(同12.8%増)、経常利益156億3,900万円(同15.8%増)、当期純利益108億5,700万円(同28.2%増)。

 セグメント別では、建設事業において、「免震構造の建物」の累計受注棟数が385棟となった。加えて建築資材および労務費の高騰が一段落した中、建築資材の集中購買や工期の平準化を図るなど、引き続きコスト低減等に取り組んだ結果、売上高は348億1,700万円(同0.2%減)、営業利益52億3,600万円(同37.3%増)を計上した。受注残高は729億4,400万円。

 不動産管理事業において、管理物件の積極的な受託営業や、賃貸仲介事業と連携した入居促進に引き続き注力し、管理手数料売上および賃貸事業売上が堅調。管理物件数は、アパート・マンション11万5,973戸、企業の社宅管理代行業・住宅6万9,261戸、分譲マンション3,482戸など合計で、住宅55万6,235戸、駐車場13万7,414台。ビル・施設管理件数は1,633件となった。また、管理物件数の増加に伴い、定期保守工事や入居促進のためのリノベーション工事などメンテナンス売上についても増加。これらの結果、売上高496億1,800万円(同6.2%増)、営業利益57億500万円(同19.7%増)となった。

 分譲不動産事業では、免震構造の分譲マンション「アルファグランデ篠崎弐番街」(東京都江戸川区、販売戸数40 戸)等の販売引き渡し、「スターツプロシード投資法人」への賃貸住宅15棟の譲渡等により、売上高269億2,200万円(前年同期:売上高134億8,800万円)、営業利益8億2900 百万円(前年同期:営業利益16億3,900万円)となった。契約残高は、東京都千代田区の「アルファグランデ千桜タワー」(東京都千代田区、販売戸数185戸)が完売したことにより、190戸74億1,100万円となった。

 なお通期については、連結売上高1,820億円、営業利益200億円、経常利益200億円、当期純利益125億円を見込む。

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