不動産ニュース / 開発・分譲

2017/11/29

一人住まいの引っ越し挨拶「必要」は26%

 (株)エフ・ジェー・ネクスト(FJネクスト)は28日、「ひとり住まいの安心・安全意識アンケート」の結果を公表した。10月13~15日、首都圏の20~30歳代の独身ワンルーム単身入居者を対象にインターネット調査を実施。有効回答数は400人。

 部屋の仕様や立地条件が同等な場合、セキュリティと家賃のどちらを優先するかを聞いたところ、「セキュリティ重視」が13.3%、「どちらかと言えばセキュリティ重視」が16.3%となり、セキュリティを重視するのは約3割で、家賃重視派が約7割にのぼった。男女別に回答をみると、男性では「セキュリティ重視」「どちらかと言えば~」を合わせると20.5%だったのに対して、女性では38.5%となった。

 「これだけは欠かせない」セキュリティ設備については、「モニター付きインターホン」が55.5%を占めて最多。年代別、男女別でも最も高かった。2番目に高かったのは「ドアチェーン」の47.3%、3番目は「オートロック」の46.5%だった。

 防災対策として行なっていることでは、「飲料水の備蓄」が34.0%で最多。年代別では30歳代が42.0%だったのに対して20歳代は26.0%にとどまった。次いで「食料品の備蓄」が29.8%で続いた。

 引っ越しの挨拶についても聞いたところ、「必要」という回答が26.3%にとどまり、「必要ない」という回答が73.8%に達した。「必要ない」と回答した理由について、男性では「プライバシーを守りたい」「不必要な人間関係を増やしたくない」といった回答があったほか、女性では、「一人で住んでいることを知られたくない」など、防犯上の懸念を挙げる人が多かった。一方、「必要」と答えた人からは、「いざという時に助け合える」「トラブル対策」などといったコメントが寄せられた。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。