不動産ニュース / 開発・分譲

2018/6/22

南青山のM、権利変換で建て替え/丸紅

建て替え後完成予想図

 丸紅(株)は21日、同社が参加組合員として参画する「常盤松ハウスマンション建替事業」(東京都港区)が、港区長から権利変換の認可を受けたと発表した。

 同物件は、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅、JR山手線など「渋谷」駅から徒歩圏内、敷地西側に常盤宮邸の広大な緑が広がる閑静な住宅街に位置しており、周辺は青山学院大学などが所在する都内有数の南青山の文教地区に立地。1970年9月、約2,500平方メートルの敷地に、地下1階地上8階建て、総戸数62戸の分譲マンションとして建設されたが、建物・設備の老朽化、耐震性など諸問題への対応から、建て替えを決定。2016年12月に建替決議が成立し、このほど権利変換計画の認可を得た。

 周辺環境に調和した計画を目指し、延床面積1万1,075.75平方メートル、地下1階地上9階建て、総戸数98戸の新築マンションに建て替え。権利変換とは、従前の敷地利用権と建物の区分所有権を、一定の期日をもって新しいマンションの敷地利用権と建物の区分所有権に円滑に移行させる仕組み。「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」による組合施行方式が適用され、同社として同法を用いた初の建替事業。

 8月に着工、21年春頃に竣工の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

区分所有権

分譲マンションのように独立した各部分から構成されている建物を「区分所有建物」という。この区分所有建物において、建物の独立した各部分のことを「専有部分」という。区分所有権とは、この専有部分を所有する権利のことである(詳しくは「区分所有建物」参照)。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。