不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/19

「五反田」駅徒歩5分にゲーテッドタワマン/旭化成不レジ

「アトラスタワー五反田」外観
3階に設けられたライブラリー。毎年蔵書を増やし、5年後に3,000冊規模とする計画

 旭化成不動産レジデンス(株)は18日、「アトラスタワー五反田」(東京都品川区、総戸数213戸)をマスコミに公開した。

 JR山手線「五反田」駅徒歩5分、都営浅草線「五反田」駅徒歩3分、東急池上線「五反田」駅徒歩5分。敷地面積は2,079.57平方メートル、鉄筋コンクリート造地上30階地下1階建て。築地塀で敷地を囲んだゲーテッドレジデンスとし、高いセキュリティーを実現。敷地内の中庭は生物多様性に配慮し、122種の植栽を施し、ABINC認証を取得している。近くに目黒川が流れていることから、河川氾濫を想定して電気機械室を2階に。止水板も設置するなどしてレジリエンス向上につなげている。

 住戸の専有面積は30.12~126.94平方メートル、間取りは1R~3LDK。天井高は2.55m。リビング天井カセットエアコンやディスポーザーを標準で装備している。28~30階はプレミアム住戸で、面積は100平方メートル超、天井高は2.70m、キッチンはジーマテック、床は挽板フローリングとし、駐車場優先権なども付与している。

 2~3階には、ゲストルーム、パーティルーム、ピラティスやヨガといった軽運動ができるホール、3,000冊の蔵書を予定しているライブラリー+ワークブースといった共用施設を用意。ワークブースはテレワークのほか、家庭教師を呼んでの学習などにも利用できるスペースとする。

 2022年4月にホームページを開設し、10月から契約を開始。現在、9割超の住戸が契約済み。販売価格帯は7,000万円台(35平方メートル台)から3億5,000万円台(126平方メートル台)で、最多面積帯は70平方メートル台。
 契約者の属性は、30歳代が24%でもっとも多く、以下40歳代、60歳代の順に。職業は会社員が最多で4割強、次いで役員・経営者の3割強であった。年収は1,000万円以上が大半で、最多は2,000万円台の層。居住エリアは東京都が75%で、品川区居住者が全体の約25%を占めた。
 山手線駅徒歩5分という立地やゲーテッドマンションであること、充実した共用施設などが評価されたという。

 同社執行役員開発営業本部営業推進部長の佐川大輔氏は、「山手線直近エリアでの大型タワー物件であり、当社のフラッグシップとしてアトラスブランドコンセプトを体現するマンションを目指し開発を進めた。レジデンス専用として、かつ敷地に結界性を持たせることで居住性向上、緑豊かな原風景を実現した」とコメントした。

 15日に竣工しており、3月末より引き渡しを開始する予定。

パーティルーム。キッチンはジーマテック、食洗器等はミーレのものを採用
エントランスゲートを入ったところにある中庭。生物多様性に配慮し、122種の植栽を施している

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