不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/4

浦安でオンライン診療導入の分譲M/日鉄興和不

「リビオ浦安北栄ブライト」外観
「HomeLink」でのオンライン診療の様子

 日鉄興和不動産(株)は4日、オンライン診療サービスを導入した分譲マンション「リビオ浦安北栄ブライト」(千葉県浦安市、総戸数42戸)を報道陣に公開した。

 同社住宅事業本部開発推進部開発推進第一グループの村岡由海氏によると、マンションブランド「リビオ」のコンセプトである“人生を豊かにする”という点で、会社として医療や健康についてフォーカスを当てた商品企画をしていく必要性を感じており、今回のサービス導入に至ったという。

 同物件は、東京メトロ東西線「浦安」駅徒歩8分に立地。敷地面積1,438.08平方メートル。建物は、鉄筋コンクリート造地上5階建て、延床面積3,204.12平方メートル。住戸は1LDK~3LDK、専有面積43.27~78.02平方メートル。3LDK・65平方メートル、販売価格6,000万円台が中心。竣工は2023年12月13日、入居開始予定は4月上旬。

 (株)リンクジャパン(東京都港区、代表取締役:河千泰 進一)と連携し、同社が提供するスマートホーム統合アプリ「HomeLink」を標準で装備しており、赤外線リモコン付き家電をスマートフォン一つで全て管理できる。さらに、同アプリではオンライン診療が利用でき、同物件から徒歩圏内の「浦安ツバメクリニック」、薬局事業を営む(株)メディバリーとの提携により、診療予約、ビデオ通話による診療と服薬指導がアプリ上で完結する。処方薬は、最短翌日に宅配便で自宅に届く。

 各住戸のクローゼットには、ハンガーパイプバーを引くことで上げ下げできる「ワードローブリフト」を用意し、収納に際して上部の空間も有効に使えるようにした。また、121種類のカラー演出機能を持つ調光調色LED照明「Synca(シンカ)」も装備。一部の住戸にはガス衣類乾燥機「乾太くん」を設置した。

 日鉄興和不動産は22年度以降、スマートホームの積極的な導入を進めてきており、現在までに導入済みあるいは導入検討中となっている物件は、12棟・約1,400戸に上る。村岡氏は「時短やIoTが着目されている中、(今後は)基本的には全物件に導入していきたい」と話している。

「HomeLink」でのオンライン服薬指導の様子
ワードローブリフト。ハンガーパイプバーを引くことで簡単に上げ下げできるため、高さの部分の空間を収納に有効活用できる

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IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

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「海外トピックス」を更新しました。

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