不動産ニュース / 開発・分譲

2024/4/5

住林、豪州ブリスベンで賃貸住宅開発に参画

開発イメージ

 住友林業(株)は5日、100%子会社のSumitomo Forestry Australia Pty Ltd.(以下、「SFAU」)が、豪州Cedar Pacificが開発する賃貸用集合住宅(BTR:Build to Rent、賃貸専用住宅)プロジェクトに参画したと発表。同社グループが豪州でBTR開発事業に参画するのは初となる。

 開発地は、豪州で3番目の経済規模であるクイーンズランド州ブリスベンに位置。雇用集積地のCBD(ビジネス中心地)まで約1.5kmのエリア。総開発面積5万7,484平方メートル内に、鉄筋コンクリート造地上31階建ての賃貸用集合住宅を建設する。同州政府が支援するアフォーダブル住宅促進プロジェクトの一つ。総戸数475戸のうち、政府からの補助金を受けることでマーケットと比較して手頃な価格で供給されるアフォーダブル住宅を250戸供給。ルーフトッププール、フィットネスジム、シアタールーム、コワーキングスペースなどの共用施設も設置する。

 豪州の環境認証Green Star 5Star取得、Net Carbon Neutralに基づくオペレーショナルカーボンネットゼロ達成を目指し、脱炭素にも貢献していく。

 着工は5月、竣工は2026年10月の予定。

 同社は今後、豪州を中心に木造・ESGに特化した不動産開発を展開していくことにより、脱炭素化への取り組みを加速していく考え。

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コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。