住みながら増築できるミラクル構法の全国展開を進めている(株)ミラクルスリーコーポレーション(MTC、大阪府吹田市、代表取締役社長:岸本逸男氏)はこのほど、国土交通省が実施した「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」への提案に基づいた「ミラクルステアーズ長浜」(滋賀県長浜市)を竣工させた。
同プロジェクトは、国交省の提案募集に際し、同社の再生手法「ミラクル構法」を応用した団地建物再生ソリューション手法を提案。2006年5月、同省から「ハード・計画にまたがる総合的な提案」として選定されたもの。
既存建物は、大手企業の社宅として使われていた築35年、RC5階建てのマンション。共用廊下・エレベーター棟を増築し、水平廊下を引き込む事で、バリアフリー化を実現。各部屋はフルスケルトンとし、従前の3Kを2LDKにリノベーション。高速インターネット、木炭を原料とした室内塗布材、マイナスイオン発生器などアメニティを充実させた。また、屋上には、入居者がレンタル利用できる菜園とドックランを設置。ヒートアイランド抑制効果を持たせている。