HEAD研究会の不動産マネジメントタスクフォースは、19~21日の3日間、夏期合宿を開催した。
築20年超の賃貸建物オーナーに対する解決策提案のスキルアップをテーマに実施したもので、4社から計9名が参加して行なわれた。
19、20日には一級建築士や金融業界から4名の講師を招いての講義を開催。併せて2~3人ごとの4チームに分かれて、実在する物件オーナーへの提案を前提に、プレゼン準備を進めた。
21日には、各チームによるプレゼンを実施。オーナーの背景を踏まえての物件のメリットデメリットを提示した上での建物改善提案やキャッシュフロー改善策の提案などを行なった。
それぞれ、オーナーの借り入れの状態や年齢、現在の空室発生状況やマーケット分析などを踏まえた上で、パワーポイントで作成した資料を用いての最適な提案を提示した。
参加者からは、「大変勉強になった」「他社の人との情報交流も図れ、有意義だった」といった感想が述べられ、また「利益一辺倒ではなく、オーナーの物件に対する思いなどもくんだ提案をしていきたい」「入居者の生活をさらに良いものにする、入居者の生活までデザインできるような提案ができるようになりたい」などの前向きな意見も寄せられた。
参加者は、作成したプレゼン資料をさらに改善させた上で実際にオーナーに提案する予定。その結果をフィードバックして、参加者の提案力向上へつなげていく考え。