不動産ニュース / 開発・分譲

2015/4/21

「二子玉川ライズ」第2期開発完成し、全面開業/東急グループ

「二子玉川ライズ」2期施設。6
「二子玉川ライズ」2期施設。6
000平方メートルに及ぶ屋上庭園が目を引く。施設中央は、二子玉川駅前から続く遊歩道で、東側の区立公園まで総延長は1km
000平方メートルに及ぶ屋上庭園が目を引く。施設中央は、二子玉川駅前から続く遊歩道で、東側の区立公園まで総延長は1km
リボンストリートからみた2期施設。高層ビルは2~27階のオフィスとアネックス棟すべてを楽天が借り上げ、8月に入居する。中央奥は多目的ホール。奥の高層建物は2010年に竣工した「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」(総戸数1
リボンストリートからみた2期施設。高層ビルは2~27階のオフィスとアネックス棟すべてを楽天が借り上げ、8月に入居する。中央奥は多目的ホール。奥の高層建物は2010年に竣工した「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」(総戸数1

 東京急行電鉄(株)と東急不動産(株)が組合員・参加組合員として開発を進めてきた「二子玉川東第二地区第一種市街地再開発事業」(二子玉川ライズ2期事業、東京都世田谷区)が完成。24日(一部5月3日)にオープン。全体完成となる。

 同事業は、東急田園都市線「二子玉川」駅前に広がる、総面積11.2haの再開発。1期が2011年3月に開業してから足掛け4年、再開発組合が発足してから10年での全体完成となった。

 2期施設は、総面積3.1ha。商業施設「二子玉川ライズ・ショッピングセンター・テラスマーケット」(17店舗)を核に、地上30階建ての高層複合ビル、地上4階建てのシネマコンプレックス・オフィス、フィットネスクラブ、多目的スタジオなどで構成する。

 「二子玉川」駅から1期施設を通り、2期施設の中央を通り抜け、区立公園まで延びる長さ1kmのリボンストリートを設置。2つの広場でイベント等を行なう。2期施設の屋上は、広さ約6,000平方メートルのルーフガーデンとして、周辺住民等に開放する菜園広場、芝生広場、めだかを放流する池、多摩川を臨むデッキ等を設置している。

 オフィス部分(延床面積6万3,000平方メートル)は、楽天(株)が全床を借り上げ、8月までに約8,000人の社員とともに本社を移転する。また、高層ビルの28~30階には「二子玉川エクセル東急ホテル」(客室数109)が7月に開業する。

 2期施設開業を前に21日会見した東京急行電鉄取締役社長の野本弘文氏は「二子玉川は、おかげさまで住みたいまちベスト10の常連だが、2期施設の開業で、住んでよし、働いてよし、訪れてよしのまちを、地元の方々と当社社員が一丸となって目指していく。東急沿線だけでなく、相互乗り入れする沿線の人々にも当施設に訪れていただくことで、東急沿線の活性化に寄与していきたい」などと抱負を語った。

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