不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

ナショナル住宅産業、重量鉄骨の都市型3階建住宅「ソルビオス」発売

「ソルビオス」(2001タイプ)外観

 ナショナル住宅産業(株)は、重量鉄骨の都市型3階建住宅「ソルビオス」(2001タイプ)を11日より発売する。

 同住宅は頑強で設計自由度が高い同社の「重量鉄骨NSラーメン構造」を基本構造とし、今回新たに開発した通し柱と管柱を併用する「ニューハイブリッドシステム」を採用している。
 「ニューハイブリッドシステム」は工業化住宅認定商品(プレハブ住宅)としては業界初の新構法で、建築基準法における道路斜線制限や北側斜線制限を柔軟にクリアできるほか、敷地の有効活用や多彩な間取り変更プランなどに対応可能で、(1)建物の3階部を柱ごと移動させることで、1・2階の柱位置やプランに影響を与えない「スライドコラムシステム」、(2) 1階または2階の必要箇所に75ミリメートル角の管柱を追加するだけで、上階部の張り出し幅を1,800ミリメートルから2,475ミリメートルにまで伸張できる「管柱サブユニットシステム」、(3)1階または2階の必要箇所に150ミリメートル角の管柱を追加するだけで、「住宅性能表示制度」の等級ランクアップが可能となる「補強管柱システム」の3システムにより構成される。
 また、建物の構造耐力の解析には今回新たに開発した同社オリジナルの解析プログラム「新・3次元立体構造解析システム(NS-TORSION2)」を採用、これにより従来迅速な対応が困難であった通し柱と管柱の併用プランの、作業のスピードアップと精度の向上が図られる。
 価格は3.3平方メートルあたり60万円台より、販売地域は北海道、沖縄、積雪寒冷地域を除く全国で、初年度は800棟の販売を見込む。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら