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積水ハイム不動産、都市型賃貸マンション「SIプラス」のスケルトン構造を一般公開

 積水ハイム不動産(株)は、スケルトン構造を用いた都市型賃貸マンション「SIプラス」(東京都文京区、6階建て、総戸数29戸)を完成、その2階一室をプレゼンテーションルームとして、25日より一般公開を開始する。

 「SIプラス」は設備が上下階でつながっている一般住宅と異なり、インフィル(内装)部分が住戸内完結型になっているほか、スケルトン(躯体)とインフィルを分離した工法にすることにより、メンテナンス時の配管リフォームも各戸ごとに対応できるのが大きな特徴。
 また、スケルトン部分は非対称2極ゾーンシステムで、フラットスラブ(逆梁)とビームスラブ(順梁)を組み合わせることにより梁に影響されない自由な配管が可能となるほか、バリアフリーのユニットバス設置や床下収納も簡単に設置が可能となる。
 今回プレゼンテーションルームで公開されるのは(1)配管が集中しているPS内部、(2)ウォーターセクション床配管廻り、(3)スラブ段差部、(4)断熱外壁、(5)段付天井などいずれも逆スラブ工法の特色を示す部位で、透明アクリル板の使用や目盛りを入れるなど、一般消費者にもその特色が理解できるよう、わかりやすく展示・公開する。
 なお、同社ではすでに3年前から「SIプラス」の受注を開始しており、昨年は40億円の受注実績がある。また、6月5日付けで「規格化集合住宅のスケルトン構造」の特許を取得している。


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