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東京都、8月期の「新設住宅着工統計」発表

 東京都住宅局は、平成13年8月期の「新設住宅着工統計」を発表した。

 それによると、8月の東京都内における新設住宅の着工戸数は対前年同月比21.8%増の18,183戸と大幅な増加となった。
 利用関係別では、「持家」は1,890戸(対前年同月比▲18.4%)で7ヵ月連続の2桁台の減少。このうち公的資金分は18ヵ月連続の減少の233戸(同▲53.3%)で、民間資金分は1,589戸(同▲9.3%)で5ヵ月連続の減少となった。
 一方、「貸家」は8,025戸(同57.6%増)で7年ぶりに8,000戸を上回った。このうち公的資金分は2,838戸(同346.2%増)の大幅な増加となり、民間資金分は5,001戸(同16.3%増)の増加であった。
 「分譲住宅」も2ヵ月ぶりの増加で月間着工戸数としては最大の8,215戸(同12.8%増)となった。このうち公的資金分は2,361戸(同93.7%増)で4ヵ月連続の増加であるが、民間資金分は5,829戸(同▲2.6%)で3ヵ月連続の減少となった。
 また、分譲住宅の約80%を占める「マンション」は6,487戸(同17.3%)と2ヵ月ぶりに増加し、昨年11月以来の6,000戸超となった。「戸建て住宅」は1,685戸(同▲0.4%)で減少に転じた。

 なお、地域別では都心3区(中央区・千代田区・港区)で1,228戸(同▲1.4%)と減少したが、区部では13,373戸(同20.8%増)、多摩部では4,719戸(同23.4%増)と大幅に増加した。

※東京都住宅局では、詳細データをホームページ上で公開している。


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