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東急不動産、カスタマイズ宅地分譲システムを導入

 東急不動産(株)は30日、宅地の位置、面積、形状などの希望に応じて取得可能な「カスタマイズ分譲システム」を企画、第1弾物件を2月下旬より発売すると発表した。

 同社では、昨今のライフスタイルや価値観等の多様化に対応する新しい戸建て住宅コンセプトを模索する中で、敷地の位置、面積、形状や街並みをカスタマイズでき、コモン・スペース(共用スペース)の設置も可能な同システムを企画した。建物だけでなく、宅地をもカスタマイズすることができるシステムの導入は、民間ディベロッパーでは初の試み。
 利用にあたっては、同社郊外型住宅用ホームページ「ナチュライフクラブ」会員を対象に説明会を実施。希望者の中から、ライフスタイルのテーマ別に分け、それぞれグループワークを行ない、購入希望者はグループごとに登録し、テーマおよび購入者を決定する。登録後は、同社を含めて計画、調整を行ない、最終的な土地面積、区画割りを決定する。
 これにより、入居者同士で一団の区画全体および共通のライフスタイルなどに応じ、共用スペースのカスタマイズが可能。また、それぞれの住宅は、共用スペースのコンセプトに合わせ、標準プランの中から、間取りや使用などをセミオーダーすることができる。
 なお第一弾として、2月下旬より「東急ニューシティあすみが丘」(千葉県千葉市緑区)において、同システムを導入した宅地分譲を開始。それに先立ち2月10日、11日に説明会が行なわれる予定。


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