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不動産中央情報センター、証券化事業をスタート

 (株)不動産中央情報センターは、「コスモス不動産中央キャピタル特定目的会社」を2001年12月25日に設立、2002年1月23日に福岡財務支局長に対し、資産流動化および業務開始届出書を提出、受理された。これにより不動産証券化事業に参入し、九州初の商業ビルの証券化に成功したと発表した。

 今回、不動産証券化の認可を受けたのは、北九州市小倉北区内の商業ビルで、土地面積428.52平方メートル、延べ床面積1,614.17平方メートルの地上6階建て、テナント数は5店舗で、年間賃料収入は4,200万円。コスモス不動産中央キャピタル特定目的会社では、不動産鑑定評価額3億9,300万円の同不動産を購入のために、第1号優先出資証券2,900万円と第2号優先出資証券1,200万円の計4,200万円の有価証券を発行。個人向け証券となる第1号証券の販売は、不動産中央情報センターで行ない、予想配当は年4%(期間4年間)。4年間の会計監査は監査法人トーマツが、建物の賃貸管理は同社が行なう。
 なお、コスモス不動産中央キャピタル特定目的会社では、4年後に同不動産を売却し、有価証券の充済に充てる計画で、すでに売却先、売却金額が決まっているという。


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