国土交通省は16日、「賃貸住宅市場整備研究会」（委員長：山崎福寿氏・上智大学経済学部教授）の第2回目を開催した。
同研究会は昨年3月に閣議決定された第8期住宅建設5ヵ年計画において、市場重視の立場から住宅市場の環境整備が求められていることを受け、民間による良質な賃貸住宅の供給を促進、また賃貸住宅市場の整備および活性化に必要な事項について検討するため、国土交通省住宅局長の私的諮問機関として設置されたもの。
今回は、検討課題案として「賃貸住宅管理業務の明確化・標準化」、プロパティーマネジメントの観点からの「賃貸住宅管理の質の向上および各種サービスの展開」があげられ、「高齢者の住宅を賃貸住宅に活用するための対策」、「ファミリー向けの賃貸住宅の供給」など今後具体的な整備が必要なテーマについても積極的な意見交換が行なわれた。
次回の第3回目は6月の中旬を予定。